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来年の天然遡上は?

本日で10月も終わり今年も残り2ヶ月となりました。そんな今日,和歌山から2件のニュースが入ってきました。

・紀南でアユの産卵 残暑が影響、例年より遅め(和歌山)
・アマゴの採卵ピーク 猛暑影響で例年の半分

です。双方とも今年の夏の暑さ,残暑が大きく影響しているようです。鮎に関しては早くに産卵しても海に出た時の海水温が大きく左右するので,水温が下がるまで遅れたのは良いのかもしれません。ただ遅れた分は来年の遡上鮎の時期と大きさに係わってくるのでどうなるのでしょうね?
これは和歌山の友人に聞いた話ですけど母川回帰の性格を持たない鮎は,冬場の風向きで遡上する河川が変わってくるそうです。

最近は天然鮎の保護増殖に力を入れ始めた漁協も増えてきましたね。<br>我が揖保川も以前から行われている秋の産卵用雌鮎の放流に,今年からの試みで産卵場の整備が行われました。

ここからは私見ですが,累代(代を重ね飼育のしやすい鮎のため)の温室育ちの縄張り意識が薄れた鮎を放流し,それを親として生まれてきた稚魚ははたして従来の天然遡上と言えるものなのでしょうか?
どこかの漁協で9月の末辺りから,釣り人が釣り上げたり網で捕れた雌鮎を買い取って産卵場に再放流していると聞きましたが,それこそ自然淘汰された残りの鮎であって本来の性質もをも持った鮎ではないでしょうか?仮にそれを500円で500匹を買取り2万粒の卵の1割が帰ってきたとしても1匹単価は4円になります。安いものだと思いませんか?

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鮎・友釣り」カテゴリの記事

コメント

へぇー、鮎って母川回帰能力は無かったの
ですね。てっきり覚えてて帰ってくるものばり
思ってました。

それにしても、これだけ混生して色んな種類の
鮎がいると、本来の「天然」という意味から
大きくかけ離れてしまってますよね。単に、揖保川
という大きな生簀で養殖鮎を育ててるだけのような
気がしてきました。

それでも、春になって遡上してくるだけマシなの
かも知れませんが・・・。

投稿: サルモサラー | 2007年10月31日 (水) 18:55

>サルモサラーさん
遡上時期に近くの河川に遡るそうです。水温とか濁り具合も関係があるようですよ。
ですから,冬場の海流とか風向きに左右される傾向があると言うのも頷けますね。

私は揖保川の水質のワースト記録にランクインしていた頃の下流域は知りませんが,当時を知る人にとっては今の遡上があることすら驚異的なのではないですかね(^^

ちなみにサルモサラーさんとの約束通り10月いっぱいの毎日更新は達成しましたので(^^)v

投稿: 渓人 | 2007年10月31日 (水) 19:56

 たしか、鮎の稚魚はあまり沖合いに出ず、沿岸部の砂浜辺りで越冬するようですね。揖保川の鮎はおそらく市川や千種川の鮎と一緒に姫路~赤穂近辺の砂浜にいるのかな。
 近年の遡上は渓人さんがフィールドワークに基づくデータ・経験(水温・水位)をお持ちですが、揖保川の遡上が遡上復活が確認されたのはたしか90年代に入ってから。全国の鮎漁獲量のピークが90年代半ばですから時期を同じくしますね。
 もっとも2,000年代に入ってから鮎漁獲量は激減しピークの約1/3だそうですから、遡上のためには単に排水管理で河川浄化すれば良い、という訳でもなさそうです。

投稿: セキレイ | 2007年10月31日 (水) 22:39

>セキレイさん
よく年配の方に「昔は踏むほど鮎が居た」とか「用水路で野菜を洗うときに鮎を払いのけてから洗った」とか聞きますが、天然遡上の多い河川に行く機会が多い私はその様な光景を何河川かで見たことがあります。
そこまではいかなくても数年前の遡上量くらいはあって欲しいですね。

下水道の完備ではたして水質は良くなったのでしょうか?
私はミクロの単位で我々が見えない変化が起こっているように思えてなりません。
色々と検索していますが、そこまで追跡調査した事柄には、いまだ当たっていません。

投稿: 渓人 | 2007年10月31日 (水) 23:43

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